2025.06.20
青森ねぶた祭
第2回:2025年の「に組」のねぶたは「智勇だめし」
2025年5月23日に、ねぶた制作の安全祈願祭が行われました。
これは、通称「柱建て」とも呼ばれるねぶたの地鎮祭であり、これから本格化する制作の安全を祈願する神事になります。
これまで屋内で行っていたはやしの練習は、この「柱建て」を境にこれからは屋外で行われます。これから青森市の街中に、各団体が練習するはやしが響き、ねぶた祭りのムードが高まっていきます。
日本風力開発は、2025年も引き続き「に組・日本風力開発グループ」として、ねぶたのメインスポンサーを務めます。
2025年の「に組」のねぶたは、ねぶた師・北村隆先生による 智勇だめし です。
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時は鎌倉時代と室町時代に挟まれる南北朝時代の事
北朝(足利尊氏)との戦いに備え、勇猛な戦士を必要とした
芳野王(後醍醐天皇)は大嘗会を執り行う宮殿に酒代を催促にやってきた「鱶七(ふかしち)」というものを家来に加えた
だが、疑い深い芳野王は宿直(貴人のそばにいて警護を務めるもの)を鱶七に命じ、さまざまな妖怪変化を出没させて、彼の智勇(知恵や勇気)を試すのであった
場面はさまざまな妖怪に立ち向かう鱶七の姿である
(文書: 北村 隆)
ねぶた絵図 智勇だめし
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